Botanical Fishes Project

About

金魚やベタのような観賞魚は、優美にたなびく大きな背びれや尾びれを持っています。

私はある時から、それが風に揺れる花びらに見えたのです。…というのは後付けの理由です。

最初に、「日本」をテーマにしたポスターを作る時「日本らしいものを複数組み合わせたキメラ生物をメインにする」と決めました。

それが段落「First」の「JAPAN Festival」です。これは2012年の作品です。

ですが、そこから私は体調不良とオフィスワークの多忙を理由に創作活動から遠ざかっていました。

 

それから3年後の2015年、体調が良くなってきたので創作活動を再開することを決めました。

2016年の二科展から応募させていただくことになったのですが、何の作品から活動を始めるか悩んでいました。

コンセプトとか難しく考えず、単純に好きなものを表現したいと考えていました。

 

当時、お花がとても好きでほとんど毎日のように活けていましたのでお花を描こうと思いました。

でも、普通に描いても個人的に面白みがないなぁと思いました。そんな時に、ある写真家が撮影したベタの写真が目に入りました。

まるで、ドレスを着て水中を漂っているような魚に衝撃を受け、また、魚のヒレがお花に見えました。

なので、魚と植物が一体化したキメラを書くことにしました。

奇しくも創作活動をストップした時の、最後の作品とモチーフの基本設計(魚と植物)が一緒になりました。

 

私はこのモチーフが気に入りましたので、「ボタニカルフィッシュ」シリーズとして書き続けていこうと決め、「Third」の作品に着手しました。

植物も魚も膨大な種類があります。それらを組み合わせるとなると、数百万以上のパターンができます。

いつまで続けるか、という期限は設けず、描きたいときに描いていきたいと思います。

First

JAPAN FESTIVAL(POSTER)

2012

Adobe Photoshop

二科展のポスター部門に出展した時の作品です。日本と、「漆」の英語名「JAPAN」をかけて漆器風に仕上げています。桜を使いたいというのは最初に決まっていたのですが、生き生きした生命力を表現するために生き物と組み合わせることにしたと記憶しています。

Second

花魚〜えびぞめの章〜 HANAUO~EBIZOME-NO-SHOU~

July,2016

Water color

二科展のマルチグラフイック部門に出展した時の作品です。牡丹か、芍薬が描きたいなぁと思っていたところに、綺麗な魚の写真を見たもので組み合わせてしまいました。結果的にすべての生物はどこかしらで関わりがあるという壮大な関連性を込めることができたかなと思っています。

Third

PASSION

2 Feb 2017

Acrylic colors

「花魚」以来、もっとお花と魚をテーマに何かやりたいなと思っていました。お花と魚の胴体をつなぎ合わせるのが難しくて考え込んでしまっていましたが、「描きたいように描いてみよう」と勢いで制作しました。お花はグラジオラスです。


『おれたちはひとつ血のもの、お前もおれも。』

Joseph Rudyard Kipling 著『ジャングル・ブック―オオカミ少年モウグリの物語』 ジャングルの合言葉 より引用